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2022年12月31日となり、1年という区切りでは今日が最後の日です。ここ最近は、どうしても時間の捻出ができずにトリログを書く回数が減ってしまいました。最後の日くらいは2022年を振り返ってみたいと思います。
新たな挑戦。エウレカスタジオをグループ化し、ゲームアプリ開発という分野へ
2022年。トリニティ株式会社にとっても、私自身にとっても大きなチャレンジはエウレカスタジオ株式会社のグループ化だったと思います。
そもそも、M&Aというのはもちろん知っていましたし、実施した側、された側の両方とも当事者を知っているということもあって理解はしていましたが、まさか自分が実施するということは想像していませんでした。
トリニティもエウレカスタジオも人々のデジタルライフに対して商品やサービスを提供しているという意味では同じ分野と言えます。ただ、大別すれば「有形商材」と「無形商材」と大きな違いがあります。物理的に存在する「もの」を販売しているトリニティと、プログラムから生み出されるソフトウェアを作り出しているエウレカスタジオ。そのビジネスモデルも、直接的に「もの」の対価としてお金をもらっているトリニティと、アプリ自体は無料ながらも広告収入で売上を上げているエウレカスタジオでは大きく異なります。
トリニティがM&Aするとして、一番わかりやすいのは業界同業他社です。自社の弱みを補完できるような会社や、シナジーでさらに成長していけるような会社はわかりやすいと思います。また、製品の製造や開発に関わるような会社も直接的にシナジーを生み出すことができそうです。
その点では、エウレカスタジオは商材もビジネスモデルもまったく異なるのですが、それでもアイディア次第で可能性は無限に広がり、App StoreやGoogle Play Storeを利用することによって簡単に世界中に流通させることができるというソフトウェアならではの面白さがあると感じて、決断しました。
M&Aの詳細については別途記事を書きたいと思いますが、2022年大きなトピックとしては、このエウレカスタジオとの二刀流になったことでしょう。
現実的な話をすれば、トリニティは少数精鋭の会社なので、M&Aのリソースを割くことができないため、ほぼすべてのプロセスを私が行ないました。社内にも契約が決まるまでは伏せておかなければいけないので、情報共有は役員とのみ行なっていました。契約書やデューデリジェンスなどもすべて自分で読み込んで質疑応答や条件交渉を行なってきたので、2022年春くらいからは相当大変でした。
かといって、トリニティ側の仕事が減ったかというとそういうわけでもないため、単純に足し算になっていましたので、時間という意味ではかなり大変だったなという印象です。ただ、初めてのM&Aでもあるので、自分でちゃんと勉強して取り組みたいと思っていて、勉強することは楽しくもありました。
M&A契約が成就した後は引き継ぎ作業に入っていて、これも違う会社の仕組みを一から勉強していくことは相当な労力がかかります。登記、金融機関、取引先、利用システム、社内ルール、などなど。まだまだ覚えることが山ほどあります。毎日、二足のわらじを履きながら、新しいことを学び続けています。
創業者が素晴らしく仕事ができて、ロジカルかつ素早いのでとても助かっていますし、社員の方々もとても優秀なので、ゲームクリエイターがやりたいことをできる環境づくりというのが最初のミッションとして取り組んでいるところです。
あまり記事を書く時間が捻出できなくなってきた大きな要因でもあるのですが、まずは目の前のことをしっかりとやっていきたいという気持ちなので、今後ももう少しの間は専念していきます。
2022年は2/3くらいはエウレカスタジオのことも考える配分だったので、一年を振り返った時にかなり印象に残っています。
トリニティはピンチの連続
もちろん、トリニティ側もいろんなことがありました。未曾有の危機である趙円安という、自分たちではそれ自体に何もなす術がない外部環境の変化があり、iPhone 14の販売不振も売り上げという意味では想定外となってしまいましたので、かなりピンチだったと思います。
それでも、思いつくあらゆる手段を講じてその悪影響を最大限緩和させ、別の形でなんとか売上としては前年を上回る推移で進めることができています。それも、社員全員が危機に対して全力で取り組み、改善していくことができた結果だと思います。
2022年もあっという間に過ぎ去りましたが、今年も「安定」とか「安泰」という言葉を使うことはまったくなく、常に危機感との戦いでした。ただ、新しいことに挑戦していくというのは成長につながりますし、苦労から生み出されるものの方が価値があると思っています。
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最後になりましたが、2022年もトリニティ製品を購入してくださったみなさま、販売する場所を貸してくださった販売店のみなさま、店舗へ届けるまでのサポートをしてくださったみなさま、生産してくれた中国関係者のみなさま、企画から開発、セールス、発注・生産、マーケティング、サポートなどトリニティ社員のみなさまとサポートしてくだった家族のみなさま、ありがとうございました。
2022年、良い年だったか悪い年だったか、の2択であれば間違いなく良い年でした。また2023年もどうかお付き合いをお願いいたします。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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